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東栄町「山の学校」に71人! 11/19~20 愛知県連婦人部「女性交流登山」

Posted by 愛知県勤労者山岳連盟 on 27.2011 婦人部   0 trackback

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明神山山頂にて(2011年11月20日 1016m)

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講演「転ばない山の歩き方」にて(2011年11月19日「山の学校」)


愛知県連婦人部主催の女性交流登山が11月19日・20日に行われました。
東栄町にある廃校となった小学校を保存活用する「山の学校」を宿舎に、14山岳会から71名の参加者が集まり、楽しく有意義な二日間を過ごしました。


11月19日(土)はあいにくの雨でしたが、この日の予定は、「女性登山者の力量を高める」をテーマにした学習会。午前9時半にそれぞれ乗用車やマイクロバスに分乗して集合した参加者は、パーティー分けのあと、講堂に集合して開会の集会。二宮婦人部長の「積極的な交流の場に」というあいさつの後、学習会に移りました。

この日の、学習のトップバッターは「地図読み」。ふわく山の会の鈴木浩さんを講師に、パーティーごとに、磁石と地図を手に正(整)地、現在地確認などの実技をゲーム感覚で行いました。ついで、再び講堂に集合し、講演「転ばない山の歩き方」が始まりました。講師は県連理事長の洞井孝雄さん(半田ファミリー山の会)。最初に「転ばない山の歩き方などはない!」という切り口で、歩き方の基本や、ストックの選び方、使い方などについての講義が行われました。普段、歩き方やストックの使い方などについて、なかなかまとまった話を聞く機会がないので、こうした話は新鮮だったようです。

昼食休憩をはさんで、午後からはふわく山の会の久保田孝夫さんによる「山の雑話」。長い登山経験の中で見てきた登山の歴史や自然、ひとの変化、こぼれ話など、最近はあまり聞く機会のない話に引き込まれて楽しいひと時を過ごしました。

夕食はパーティごとに鍋を囲んで交流会。一日中降り続いた雨も、ようやく勢いを失い、翌日には上がるという予報。20日に交流登山がおこなわれる明神山の上部は岩場が多いので要注意、ということで、夕食後、急きょ、固定ロープに命綱をつけて通過するためのロープワークが行われました。


11月20日(日)は、予報通り雨があがり、早朝、車に分乗して明神山登山口まで移動し、山頂をめざしました。少し水かさを増した沢の渡渉から登山は始まります。急な樹下の道をたどり、途中から現れた鎖場やハシゴ、痩せた尾根などを慎重に登っての登山。なかなか明神山は険しく、注意の必要な山です。それだけに、事前の実行委員会の参加者の顔ぶれをみながらのパーティー分けやリーダー配置など、細やかな配慮は大きな意味をもっていたようです。

お昼には、全員が山頂に到着、休憩の後、再びパーティーごとに下山。事故もなく、全員無事に下山。「山の学校」に戻って、行われたまとめの集会では、洞井理事長が、

「全国各地の地方連盟には女性委員会があるが、愛知県連だけは女性の代表が集まって、という発想がない、会員の半数以上は女性会員であること、その代表ではなく、ひとりひとりが横のネットワークを広げて登山活動を展開していくという意味で、婦人部という名称をかえないまま活動を続けているのは愛知県連だけだ。女性が集まって、自分たちの力量を挙げ事故を防止していこうという交流登山の取り組みももう何回目かになるが、参加者の顔ぶれも広がり、その運営の仕方も、はじめのころと比べて、随分変わってきた。力量をあげてきたということだと思う。ひとつの県連の婦人部だけで70数名の人たちを集めて、この山域で安全な登山ができたことに自信を持ってほしい。これからさらに大きなネットワークが広がっていくことを期待したい」

とあいさつし、閉会しました。
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