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一般向け登山講座 「装備と食糧」なぜ必要か?どう使うか?を学びました


4月26日(火)、愛知県勤労者山岳連盟の登山講座、第二回目の理論講座が開かれました。今回のテーマは「計画2 登山の装備と食糧の実際」。
今回の講座では、第一回のテーマだった、「計画書の大切さ」について復習したあと、装備の実物を前に洞井孝雄理事長が、登山の装備のひとつひとつが、なぜ必要か、どう使うか、ということについて説明しました。
「いつでもどこでもどんな場合でも」ザックに収められている装備(ベーシック・ミニマム)と、それらを基本に宿泊を伴ったり、積雪期の登山であったり、岩登りや沢登りなどの登山形態の違いによって展開される装備があること、また、個人装備とパーティーで共同して携行する共同装備の違いなどについて基本的な考え方を紹介し、実際に、ザックにパッキングされた装備をひとつひとつ取り出す形で、なぜこれらの装備が必要なのか、ということと、どのようにして使うか、どんな場合に使うかの実際を説明しました。
こうしたベーシック・ミニマムの装備は、各家庭に常備したいとされる非常袋以上にグレードの高いサバイバル・ギアであり、それらが用意されているだけでも、万一の際に生死を分けることがあることや、共同装備のツェルトの使い方とその意味、ロープの携行と実際の安全確保による危険地帯の通過などについては、簡単な技術にすぎないのですが、知っているのと知らないでいるのとでは安全性に大きな違いがあることが強調されました。
また、食糧についても行動しながらエネルギーを補給する「行動食」という考え方について説明がなされ、まず、のどを通ること、日帰り、長くても数日という山行期間では、カロリーやエネルギーよりもむしろ、空腹を感じない、行動するためのエネルギー補給のための食物の定番を、それぞれが個々に作っていくことが大事だ、と説明されました。
受講生たちからは、終了予定時刻を過ぎても、質問が相次ぎ、興味深そうに装備のひとつひとつに触れながら見入っていました。
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